クレジットカードやカードローンは、急な支出や大きな買い物に対処する便利な決済および融資サービスですが、その利用方法によっては大きなリスクが伴うため、注意が必要です。
クレジットカードやカードローンを利用するときの注意点
クレジットカードやカードローンの危険性と注意する点について、以下の4つのポイントから詳しく説明します。
高金利による返済の負担
クレジットカードのキャッシングカードローンの金利は、他の融資商品と比較して高い傾向にあります。そのため、借入金額と返済期間によっては、利息の支払いが膨らんでしまう可能性があります。
多くのカードローンやクレジットカードのキャッシングの上限金利を確認すると、年14%~18%に設定されていることもあります。
金利が高い理由としては、カードローンの資金使途が自由であるため、ライフイベント以外の利用にも可能であり、生活に必要でない借入もできるためといえます。
クレジットカードは、支払いをまとめて一括で返済する方法で、1回払いなら手数料は不要ですが、リボ払いのように数回に分けて返済する場合は、金利手数料がかかってきます。
この金利手数料も、キャッシングと同等の高金利になっているので、できるだけ短期間で返済して利息を減らすことを意識して利用してください。
キャッシングやカードローンの利息が増えると、返済が長期化しやすくなります。返済期間が長くなると、さらに利息の支払い総額も大きくなります。
資金使途の自由度
先ほどの金利の解説にも書いたように、カードローンやクレジットカードのキャッシングは生活必需品である「衣食住」に限らず、趣味や趣向、旅行、娯楽費などにも利用できるため、使いすぎに注意が必要です。
借入が膨らむと、必要な生活費から返済額を捻出することになり、普段の生活に影響があります。また、他のローンの返済にも悪い影響がでる危険性もあります。
返済計画の重要性
カードローンやクレジットカード利用する際、返済計画をしっかり立てることが非常に重要です。無計画な借り入れや、借り入れ額の過大評価は、返済負担が急増し、借金が増える原因となります。
返済計画を立てておくことで、毎月の返済額を把握し、返済の遅延を防ぐことができます。返済が滞ると、信用情報に傷が付くだけでなく、延滞金などの追加費用が発生する可能性もあります。
ギャンブルでの利用は危険!絶対NG
クレジットカードのキャッシングやカードローンを使ってギャンブルに参加することは絶対に避けましょう。
ギャンブルは不確実性が高く、負ければ急速に負債が膨れ上がり、借金の罠に陥る可能性があります。
こんな状況になったときは相談を
多重債務に陥ってしまったとき
クレジットカードやカードローンは、利用限度額の範囲内であれば、何度でも支払いや借入ができるため、多重債務に陥るリスクがあります。多重債務になると、収入に見合わない借金を抱えることになり、生活が苦しくなる可能性があります。
万が一、多重債務になったときは各都道府県の債務や専門家にすぐに相談できます。
参考 ・借金・債務整理の無料相談窓口やおすすめの方法を紹介します
まとめ
クレジットカードやカードローンには、しばしば借りすぎのリスクや高金利などのデメリットが関連付けられ、問題視されることがあります。
しかし、カードローンについて正確な知識を持っていれば、これらの課題を適切に対処できることが分かります。さらに、計画的な利用を心がければ、リスクやデメリットを最小限に抑えることが可能です。
一時的な費用の借入について
クレジットカードやカードローンは、どうしても現金が必要であったり、急な出費の理由などで、一時的に利用することができます。
クレジットカードの利用には時間がかかりますが、急いで借りたいときは「カードローンで即日に借りる」という方法もあります。
どうしても必要な場合だけ利用し、安易な理由で借りすぎないよう注意が必要です。
FP
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