2020年3月号 ゆっ歩通信 「理由や原因を考えること」

「理由や原因を考えること」


 暦も春を迎え、いよいよ年度末。環境などが変わる人が増える時期に来ました。
進学や就職で変わる場合などはその前に卒業式などがあり、そのような場で、またはそのような式典がないにしても年度が替わる(年末の年が変わるもそうですね)時には、これまでを振り返ることもあるんじゃないでしょうか。

 そして、災害や事件があってもその背景とか原因とかを究明していますよね。
こうしたことは、何のためなのか。次へつなげるためですよね。将来へつなげるためですよね。
おそらく・・・わかっている人は多いでしょう。でも心理的にしんどいときとか何か事情を抱えているとそこの意識が少なくなってただ原因を考えてしまって、その先の「どうする」があまり出なくなり、それが余計にしんどくさせているときがあるように思えるものに出会うことがあります。

 ただただ、振り返るだけで今後に向けてのどうする、につながらないとなれば、現状が変わることはあまりないだろうし、ただしんどくなって余計にどうする、ができにくくなる・・・というループにも入りかねないのかなぁと思います。
 なので振り返る(特によくなかった結果のもの、いい思い出などは浸るでOK にも思います)ことや原因を考えるときは、どう自分がするのか、しかもできる限り自分以外にしてもらう、なってもらう要素でなく、自分がするものを考えて実行をしていきたいなと思います。そしてその実行の結果、これも良かったと悪かったが存在するでしょう。そこでまた次へ向けた原因の考察と実行の方向を決めていく、これが大事だと思います。
実行→結果→分析・振り返り→対策検討→実行

 これを繰り返すことができればおそらく社会の中で何とでも生きていけるようになるんじゃないかと思っています。
逆に振り返り→凹む落ち込むだけで対策が出ない→実行へのエネルギーが減少する→動けない→動けないことが悪いと思う場合は悪い結果となる→さらに凹む・・
となる場合はまずは敢えて「振り返ることもしない」または「動けないことは休む時でエネルギー
をためるためのもの」でおくという処方箋も必要ではないかと思います。
私はそのお手伝いをまたしていければと思います。

(南山 勝宣)

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