2020年2月号 ゆっ歩通信 「受け取る側」

「受け取る側」

 近年「ハラスメント」がいろいろなもので言われていますが、これは結局のところ、受け取る側がどう思っているのかの部分での心の負担になっているもの、そしてそれが理不尽であるものがハラスメントだということですよね。
 ただ、ハラスメント要素ではないにしろ人間関係で関わっていく上で、「受け取る側」が重要なものであることを今回はテーマにしてみたいと思います。

 京都教育サポートセンターでは対人関係での大変さなどでの相談も受け付けています。そこで私は、そのお聞きした出来事に対して、相手側の思っていることの可能性をできる限り考えて並べて伝えていこうとしています。
 言葉でも行動でも基本的には自分の思っていること、意図通りに人は受け取ってくれるのかどうかはわからない、が前提で物事を考えていけるようになればいろいろ改善点を考えて思いが伝わる確率、割合が上がるようにできるのではないかと思います。
 情報量が少ないと人は印象部分でものをとらえる傾向が強いと思われ、それも一つの手法ではあるのですがちょっとでも正確に自分の意図が伝わるようにという考えだと詳しく説明なども必要な場合もあると思います。

 利用者相談者と話しているときの一つの思うこととして「主語がない」系統のものが多いと相手が頭を回転させて聞かなくてはいけなくなるので、そこは意識できていけるといいように思います。話が変わるときや飛ぶときは特に大事かもしれません。関係性の深さなどでは不必要な場合も当然ありますけどね。
 そして、会話の中でもできる限り随時相手の様子を見ることを意識してこの話に相手は興味がありそうなのか無さそうなのか楽しんでいるのかつまらなさそうなのか、も見ていくことは大事なんだと思います。
 で、結局の結論は「受け取る側」がどう思うのかどう感じているかを把握することをどこまでやっていけるか、が円滑な人間関係への一つの指標になると思います。そして受け取る側がどう思っているかの考える上で「自分の価値観でできる限り測らない」ことが大事です。
こう書いている私も完全にできていることはあり得ませんが少しでもできる割合が上がるように日々精進したいと思います。

( 南山 勝宣)

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