「実習を振り返って」
臨床心理学専攻の実習生として10 月からKSCE に通わせていただき、この号が出る頃には無事実習修了となっていることと思います。土曜日と木曜日に参加させていただくことが多かったですが、利用生のみなさんに毎回いろいろな遊びや知識を教えてもらえるのが楽しみでした。
初代ファミコンも家の方針で買ってもらえなかった私からすると、大乱闘スマッシュブラザーズの複雑なコマンドをつかいこなすみなさんはアスリートのようでしたし、文学、野球、鉄道などの深い知識をもつみなさんは専門分野のエキスパートのようでした。
それなりに大人になってくると、教えられるより教えたがりになってきますが、KSCE では教えられるほうが楽ちんで、ずいぶんみなさんに甘えさせてもらったと思います。ありがとうございました。
世相としては難しい時代と言われることが多いですが、個人的には去年から今年にかけて、面白いことの方が多かったと感じています。もちろん、好きなお店がなくなったり、好きなミュージシャンが何人も命を落としたり、悲しいこともありました。
ただ、新しい経験、新しいチャレンジがこんなにできた一年も、今までの人生であまりなかったかなと思います。これからもしばらく、そんな過ごし方になる予感がしています。とりたてて意思をもってこういう心持ちになったわけでははないですが。なんとなくみなさんから受け取ったものもこれからの私を形作ると思うと、楽しみに思えてきます。
〈スタッフA〉