2021年3月号 ゆっ歩通信 「世の中はご縁の世界です」

「世の中はご縁の世界です」

 こんにちは。突然ですが、私がこの3 月号を担当したのは理由があります。それはなぜか。私がKSCEに出会ったのが2011年の3月でした。今月でちょうど丸10年になります。スタッフを辞めていましたが時々出入りはしており、関わり始めて10年というタイミングで、SST 指導員として復帰することになりました。だからこそ、この節目にKSCEとのご縁についてお話ししたいと思います。

 私がKSCE と関わるきっかけとなったのは、当時心理学研究科の大学院生だった私に、指導教員が「学生のうちに心理関係の所に関わってみたら?」と勧めてくれたことです。指導教員の言葉がなければKSCEのみなさんと出会うことはなかったでしょう。

 そこから数年後、一旦スタッフから抜けました。それでもずっと所長とは連絡を取り合っていました。面倒見のいい所長らしいですよね。

ではなぜ戻ってきたのか。それは、所長の入院がきっかけでした。なぜか所長はスタッフではない私にも入院したと知らせてきました。そして、お見舞いに行くなかで、どうしてもKSCEを閉めるしかない曜日があるという話がでました。そこを私が引き受け、復帰となりました。くしくもそれは私が休みの曜日でした。これも、何とも言えない縁を感じました。所長が入院しなければ、連絡してこなければ、そして、私の手があいていなければ、私は復帰することはなかったと思います。不思議な偶然の重なり合いです。

 そして、大学院を修了し心理士として関わるようになったものの、これまた抜けることになりました。この時点で、もう戻ってくることはないだろうと思っていました。ところが、こんどはSST(社会性のトレーニング)をやるという話が持ち上がりました。私としてもやりたい事だったので、話を受けることにしました。ここまでくると、KSCEとは切っても切れないご縁があるのだと感じています。

 SSTをやるために復帰したと言いましたが、実はSSTとの出会いもKSCEでした。2回目の

関りの中でSSTというものを詳しく知り、それがとにかくおもしろかった。教育学と心理学を学んできた私にはこれだ!って思いましたね。SSTに出会わせてくれたKSCEに感謝です。そこからSSTを勉強し、それが今回3回目に繋がりました。

 人生、どこで何に繋がるのか分かりませんね。本当に、世の中はご縁の世界だなと思います。だからこそ今できること・目の前にいる人たちを大切にしたいと思います。みなさんにも、良いご縁が訪れますように。

〈スタッフY〉

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